看護のプロフェッショナルとして

入院している患者さんが安心して生活するためには、そこで働く医療関係者との信頼関係を築く事が大切です。治療方針を決定する医師と上手にコミュニケーションを取る事が出来ているのはもちろんのこと、２４時間生活を共にする看護師との信頼関係も無くてはなりません。病気と闘っている患者さんはいつ体調を崩してしまうか自分でも分からないので、様子がおかしいと感じたらすぐに医師の診察を受ける事が出来る体制を作る必要があります。一人当たりの看護師が担当する患者さんの数は非常に多いですが、自分が担当している方の病名や、発作の頻度などを常に頭に入れておく事が大切です。こうする事によって何が原因で倒れてしまったのかをすぐに医師が把握できるようになり、万が一の際には救命医療を迅速に行う事が出来るようになります。救命医療は一刻を争う事態になってしまう事がとても多く、少しの判断の遅れが命を落としてしまうきっかけとなってしまう事も珍しくありません。そのため、様子のおかしい方を見つけた場合には、すぐに声をかけてあげる等の配慮が欠かす事が出来ません。

また、患者さんから自分の病気に関して質問をされた時に、生活上の注意点などを的確に答える事が出来る看護師が信頼される傾向にあります。自分の身に何が起こっていて、何故具合が悪くなってしまっているのかを把握する事が出来ていない人も多いです。そのため、毎日の会話の中で病状について丁寧に説明出来る、知識豊富な看護師に担当してもらうと安心することが出来ます。